個人事業主の会計ソフトはどれを選ぶか|freee・マネーフォワード・弥生を、迷う順に整理しました

最終更新:2026年08月28日

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個人事業主向けのクラウド会計ソフトは、実質 freee会計マネーフォワード クラウド確定申告やよいの青色申告 オンライン の3つに絞られます。どれも確定申告書まで作れるので、機能の一覧を並べても差が見えません。

この記事では、機能表ではなく「あなたがどこで詰まるか」から逆算して整理します。

先に結論

こういう人向いているもの
簿記がまったく分からない
「借方・貸方」で手が止まる
freee会計。簿記の用語を出さない設計になっています
簿記が少し分かる
仕訳の形で見たい・直したい
マネーフォワード。従来の会計ソフトに近い画面です
とにかく安く始めたい
電話で聞ける相手が欲しい
やよいの青色申告 オンライン。初年度無償のキャンペーンがあり、プランによっては電話サポートが付きます

1. いちばん大きな分かれ道は「簿記が分かるか」

3社の設計思想がはっきり違うのは、ここです。

freeeは「簿記からの解放」を掲げていて、借方・貸方といった言葉を画面から追い出しています。かわりに独自の考え方で操作するので、簿記を知らない人ほど楽で、簿記を知っている人ほど戸惑います。

マネーフォワードは逆で、従来の会計ソフトに近い画面です。仕訳をそのまま見て直せるので、簿記の心得がある人には速い反面、まったく知らない人には用語の壁があります。

弥生はその中間で、画面をシンプルに保つ方向です。デスクトップ版の弥生会計を使ってきた方には、いちばん違和感が少ないはずです。

どれを選んでも、青色申告特別控除に必要な複式簿記には対応しています。「簿記が分からないと65万円(令和9年分からは最大75万円)控除が取れない」ということはありません。

2. 銀行・カードの連携数で選ぶ場面

3社とも、銀行口座やクレジットカードと連携して明細を自動で取り込めます。ここは連携できる金融機関の数で差が出ます。マネーフォワードは連携先の多さを前面に出しており、事業用の口座やカードを複数持っている方、地方銀行や信用金庫を使っている方は、まず自分の金融機関が対応しているかを確認するのが確実です。

逆に、口座もカードも1つずつという方は、この差はほとんど効きません。

3. サポートの差は、意外と大きい

初めての確定申告でいちばん効くのは、実は機能ではなくサポートです。

「文章で質問するのが苦手」「詰まったらすぐ人に聞きたい」という方は、電話が付くかどうかを最優先にして選んで問題ありません。ソフトの機能差より、詰まったときに前に進めるかのほうが、申告を終わらせるうえでは大事です。

4. 料金は「初年度」と「2年目以降」を分けて見る

3社とも無料お試し期間があり、弥生は初年度を無償にするキャンペーンを行っています。ここで注意したいのは、2年目から通常料金になることです。

会計ソフトは一度データを入れると乗り換えが面倒になるので、初年度の安さだけで決めると、2年目に「思ったより高い」となりがちです。2年目以降の金額を見て、それを払い続けられるかで判断してください。

※ 各社の料金・キャンペーン内容は変更されます。申し込む前に必ず公式サイトで最新の内容をご確認ください。

5. 実は、どれを選んでも「レシート入力」は残る

ここが見落とされがちな点です。銀行やカードと連携すれば、口座を通ったお金は自動で取り込めます。しかし現金で払ったレシート、つまり電車代・駐車場・現場での細かい買い物などは、連携では拾えません。

結局そこは自分で入力することになり、確定申告前に何百枚もの紙と向き合うのは、この部分です。会計ソフトを選ぶときは、「連携で何割が自動になり、残りをどう処理するか」まで含めて考えておくと、後で楽になります。

迷ったときの決め方

  1. まず無料期間で2社さわってみる。画面の相性は説明より触ったほうが早く分かります
  2. 自分の銀行・カードが連携できるか確認する
  3. 詰まったときに電話で聞きたいかどうかで絞る
  4. 2年目以降の料金で最終決定する

どれも無料で試せるので、迷っている時間のほうがもったいないです。1月・2月になると問い合わせが混み合うため、試すなら早い時期のほうが快適です。

この記事は一般的な情報の提供です。個別の税務判断や、どのソフトが自分の申告に適しているかの最終判断は、顧問税理士または所轄の税務署にご確認ください。
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